JR両毛線のガードをくぐったら突然現れた.仕事にはまだ時間があった.一服したいと思い脇道に入った.小高いJR線路が見える住宅街のの路肩に車を止め,短く刈り込まれた夏草の小道に入った.50歩ほどでガードに着いた.かがむようにしてくぐり抜けたらこの景色である.
ゆっくり流れる小川は柳原用水の支流なのか澄んでいる.川に沿った木道をコツコツと音を立てて歩くと,先ほどまで車を運転していた現実から一気に尾瀬ヶ原にいる気分になった.なだらかに曲がった木道は気持ち良く整備されていた.6月の蒸した曇りの日だった.身体は汗ばんだが,発見に心躍る時間を過ごし,持っていた携帯で撮影.
歩き始めたところに戻ると真新しいしっかりした石碑とモニュメント.「足利織物講習所」があったと記されていた.足利工業高校の前身とあった.
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