議会報告・2002年 6

議案質疑と答弁(全文)

1.佐野市土地開発公社の経営状況
2.新都市開発事業整備事業用地取得事業について
3.平成13年度佐野市一般会計継続費繰越計算書
4.平成13年度佐野市一般会計繰越明許費繰越計算書
5.公共下水道について
6.損害賠償の額の決定及び和解について


議案質疑 2002年6月議会

(1番岡村君登壇)1番(岡村恵子君)

 それでは、報告第1号から第7号まで、幾つか質疑をさせていただきます。

 まず、報告第1号佐野市土地開発公社の経営状況を説明する書類の提出について。この中で、平成14年度佐野市土地開発公社計画書の中の、ページで言いますと2ページになります。土地の取得についての点について、この新都市開発整備事業用地取得事業、その他の公共用地等ということで3万9,250平方メートル、それから金額にして4億円ということになっております。この詳細について、お聞きしておきたいというふうに思います。

 また、新都市開発事業整備事業用地取得事業について、全体の用地取得がどのぐらい進んできているのかお聞きしたいと思います。

 次に、報告第4号になります。平成13年度佐野市一般会計継続費繰越計算書の、これは8款土木費、4項都市計画費、事業名、佐野駅自由通路及ぴ橋上駅化整備事業についてですけれども、この継続費繰越しです。この理由についてお聞きしておきたいというふうに思います。

 それから、報告第5号について、平成13年度佐野市一般会計繰越明許費繰越計算書、この中ですべての事業について、一つ一つについて、なぜ繰越しになったかという理由についてお聞きしておきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。

 それから、その裏側の公共下水道についてもよろしくお願いいたします。

 それから、報告第7号について、これが市長の専決処分事項報告ということになっております。これは、損害賠償の額の決定及び和解についてと事故の概要ということが述べられておりますけれども、このような事故はもちろんだれでも可能性あるわけですけれども、発生時のその事務の内容ということで資源ごみ収集業務中ということで、どのような、これは本当に市内全域、このようなことが、収集があるわけで、そういう点では今回の事故というのがどのような内容であったのか、全く偶発的なものだったのかどうか、その状況についてお聞きしておきたいというふうに思います。

 以上です。

○議長(寺内富士夫君)当局の答弁を求めます。まず、建設部長。

(建設部長関根君登壇)
○建設部長(関根正男君)

 岡村議員の質疑にご答弁を申し上げさせていただきます。

 まず、第1点目の報告第1号でございますが、そのうち平成14年度公社の予算の中で、ページ数で2ページの士地取得関係の事業計画についての詳細をということでございます。まず一つといたしましては、新都市開発整備事業用地取得事業でございまして、この該当地区は西浦・黒袴地区、未買収で3.6ヘクタールほどあるわけでございますが、大変難しい状況ではございますが、買収に向けて全力を挙げて取り組みたいと、そういうことで計上をさせていただいたところでございます。面積的には3.6ヘクタール、金額的には2億6,000万円ほどでございます。

 その他の公共用地等につきましては、3,050平米ほどを予定しているところでございますが、これにつきましては公拡法によります買い取り等が生じた場合にということで計上させていただいたものでございます。具体的なもの等については、今のところ明確にはされていないところでございます。

 第2点目の新都市関係の全体的な用地取得の状況はということでございます。それについて、ご答弁申し上げます。平成14年度3月末におきます地区ごとの用地取得状況について、ご答弁申し上げます。まず、町谷地区でございますが、24.99ヘクタール予定をしていたわけでございますが、すべて買収完了となっているところでございます。

 続きまして、西浦・黒袴地区でございますが、24.6ヘクタールを買収予定をしておったわけでございますが、現時点で20.97ヘクタール、買収率では85.2%の状況でございます。先ほど申し上げましたように、今後3.6ヘクタールほど未買収もあるわけでございますが、地権者の協力もいただきながら、厳しい状況ではありますが、買収に取り組みたい、こんなふうに考えているところでございます。

 続きまして、高萩・越名地区の状況でございますが、買収予定が36.17ヘクタールのうち、34.51ヘクタールほど買収が済んでございますので、95.4%でございます。3地区全体で申し上げますと、93.8%の買収率ということでございます。

 以上が報告第1号関連でございまして、続きまして報告第5号関係について、順次ご答弁を申し上げます。質疑の内容は、繰越しの内容はということでございますので、まず市道1級9号線から順次ご答弁申し上げます。市道1'級9号線につきましては、用地の契約に不測の日数を要しまして、支障となります梨棚等の移設が年度内に完了することができなかったために、関係工事費等を含めまして、繰越しをさせていただいたものでございます。

 続きまして、市道1級12号交通安全施設等整備事業の関係でございますが、これにつきましても用地の契約に不測の日数を要し、支障となります補償物件の移設が年度内に完了することができなかったことによりまして、繰越しをさせていただいたものでございます。

 続きまして、小規模改良・側溝・舗装整備事業関連でございますが、これにつきましては都市計画道路3・4・2号線新設事業の一部供用開始に伴います朱雀交差点改良工事、市道堀米64号線並びに141号線道路改良工事関係も関連するわけでございますが、工事に先立ちまして地下埋設等の移設工事に不測の日数を要し、地下埋設の工事完了後に着手ということになりましたので、年度内完成ができなくなりましたので、工事費を繰越しさせていただいたものでございます。

 続きまして、3・4・204号線新設事業、鐙塚・馬門地区の関係でございますが、これにつきましては道路築造工事に先立ちまして、地下埋設、東京ガスあるいは雨水幹線等の工事に不測の日数を要し、地下埋設物工事完了後ということでございましたので、年度内完成ができなくなりましたので、繰越しをさせていただいたものでございます。

 続きまして、河川災害復旧事業関係でございますが、昨年8月の台風11号によります堀米地内普通河川鷲川が被害を受けたものを公共土木施設災害復旧事業として国庫補助の採択を受けまして、平成13年第5回市議会定例会に補正予算をお願いしたところでございます。1月に工事発注をさせていただきまして、事業の執行を図ってまいったわけでございますが、資材の手配や工期確保等の関係から、繰越しをさせていただいたものでございます。ご理解をいただきたいと思います。

 続きまして、裏側の公共下水道関連でございますが、これにつきましては国の大幅な内示額の変更、あるいは国の第2次補正等によりまして、年度内完了が見込めないために繰越しをさせていただいたわけでございますが、主な要因でちょっと申し上げますと、12年度から繰越した額が14億何がしという大変多額なものがございましたので、その執行に時間を要したもの、あるいは先ほど申し上げました内示変更や増額補正等があったことによっての要因、さらに事業執行に伴いまして、生活道路の確保のため発注時の調整なども必要だ、そういうようなもの、あるいはまた地下埋設関係に関係機関との調整協議などにも日数を要したものですから、そういつたこと等も含めまして繰越しをさせていただいたものでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

 以上で私の方からの答弁とさせていただきます。

○議長(寺内冨士夫君)次に、都市開発部長。

(都市開発部長小関君登壇)

○都市開発部長(小関昇八郎君)

 岡村恵子議員の質疑にお答えいたします。
 初めに、継続費の繰越しでございますが、佐野駅自由通路及び橋上駅化整備事業の逓次繰越しでございます。これは、自由通路に係わります史跡、佐野城趾の発掘調査に不測の日数を要したことから、繰り越すこととなったものでございます。

 次に、繰越明許費の方の繰越事由でございますが、初めに佐野新都市開発整備事業費推進費1,800万円につきましては、西浦・黒袴地区の造成工事のおくれによるものでございます。

 次に、佐野新都市土地区画整理事業7,969万2,000円につきましては、同じく地域振興整備公団が実施しております街路築造工事と、及び家屋移転のおくれにより繰越しするものでございます。

 次に、高萩南部土地区画整理事業5,118万2,000円につきましては、家屋移転の年度内実施が困難となったためと、地域振興整備公団が実施しております調整池工事のおくれによるものでございます。

 渡良瀬川緑地整備事業3,742万円につきましては、野球場工事予定箇所を国士交通省が土砂掘削等、搬出工事を実施したため、工事着手が2月下旬になり、繰越しをするものでございます。

 以上でございます。

○議長(寺内冨士夫君)次に、総務部長。

(総務部長林君登壇)
○総務部長(林輝美君)

 岡村議員のご質疑にご答弁を申し上げます。私の方からは、報告第5号繰越明許費繰越計算書のうち2款総務費、1項総務管理費、事業名、地域情報化推進事業についてお答えを申し上げます。この事業は、新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業として佐野ケーブルテレビが実施する幹線ケーブルのデジタル化事業に対し、国、県、市が補助をするものでございまして、平成13年度当初予算で事業費3億7,500万円に対する補助金を計上いたしました。その後、国の第2次補正予算が成立いたしましたが、当初の事業費の5%減の3億5,624万8,000円で事業採択がされましたので、またこの事業採択に伴いまして、県は補助負担割合を事業費の20分の1から8分の1に引き上げたことに伴う補助金等の増額をあわせまして、本年の第1回定例市議会において補正をお願いし、お認めをいただいたところでございます。しかし、さらに本件につきまして、国からカットした事業費5%を復活するという通知が入ったため、これに見合う増額分につきましては本年3月29日付で専決処分をいたしました補正予算で対応をさせていただきました。翌年度繰越額1億8,750万円につきましては、歳出予算全額でございます。先ほどもご説明申し上げましたが、国の事業採択が2月であったこと、及び事業費の5%減額が復活したこと、これらに伴い増しての補正予算の専決処分は3月29日であったことに対し、佐野ケ一ブルテレビに対しての補助金交付決定通知等の事務手続きのみを行ったにとどまったために、全額を14年度へ繰越したものでございます。

 なお、本件につきましては国が14年度へ繰越しを認めたため、繰越明許費の措置をとらせていただいたものでございます。事業費総額は3億7,500万円でございまして、補助率は国が4分の1、県が8分の1、市が8分の1でご'います。

 以上でございます。

○議長(寺内冨士夫君)次に、市民部長。

(市民部長佐藤君登壇)
○市民部長(佐藤浩司君)

 岡村議員の質疑にお答えを申し上げたいと思います。私の方から2点ほどご答弁をさせていただきますが、まず第1点目といたしまして報告第5号の繰越明許費の関係でございます。4款の衛生費、1項保健衛生費の合併処理浄化槽設置費整備事業の関係でございますが、13年度につきましては合併処理浄化槽設置補助金といたしまして当初予算で65基分、2,579万1,000円を計上いたしまして、ほぼ見込みどおり進捗をしたところでございます。しかしながら、環境省では平成14年度の合併処理浄化槽設置整備事業国庫補助金の予算額が13年度を下回ることが予想されると、こういうことで平成14年度の前倒し事業といたしまして13年度、第2次補正予算額を要望いたしまして、本市に対しましても14年度所要額の25%程度を補正するよう要請が来てございました。そこで、平成14年度の第1回定例会でご承認をいただいたわけでございますが、執行できないということで今回653万1,000円、平成13年度から14年度に繰越しをさせていただくと、こういうことでございますので、よろしくお願いをしたいと恩います。

 次に、2点目の報告の第7号の関係でございますが、今回清掃センターのコルゲートバンの2トン車が事故を起こしたわけでございますが、事故の発生日時につきましては14年4月10日の午後1時半ごろでございます。場所につきましては、石壕団地敷地内の通路でございまして、状況を申し上げますと石塚保育園の資源ごみの施設の収集を行うため、コルゲートバン2トン車によりまして石塚保育園北側の石塚団地敷地内通路をパックで進行中に駐車をしてありました軽自動車に追突をしまして相手方車両の左後方部分を破損をしたと、このようなことでございます。安全運転につきましては、日ごろ徹底を図っておるところでございますが、今後さらなる徹底を図ってまいりたいと、このように考えておるところでございます。

 次に土壌修復の関係でございますが、これは平成12年度に県によりますダイオキシンの常時監視の調査がございました。その関係で、田之入町の老人福祉センターの駐車場の敷地が数値的に高い数値が出たと、こういうことで、今回EM菌によります土壌修復の作業をやろうと、こういうことで田之入町会さんの方と基本的に合意がいただけたと、こういうことでございましたけれども、現在調整が、最終調整ができておらないと、こういうことで今後詰めていかせていただきたいと、こういうことで342万6,000円、これを繰越しをさせていただきたいと、こういうことでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。

○議長(寺内冨士夫君)以上で当局の答弁は終わりました。1番、岡村恵子さん。

(1番岡村君登壇)

○1番(岡村恵子君)

 では、1点だけ2回目の質疑をさせていただきます。今の答弁の中の土壌修復事業の調整がとれないというその中身について、具体的にお聞かせ願いたいと思うのですけれども。

○議長(寺内言士夫君)当局の答弁を求めます。市民部長。

(市民部長佐藤君登壇)
○市民部長(佐藤浩司君)

 岡村議員の再質疑にご答弁を申し上げたいと思います。

 なぜ調整がとれないかと、この1点目の大きな理由といたしましては、現在環境省の方でEM菌によりますダイオキシンの削減、これについては正式に認定をされておるわけではございません。ただし、データ的にはEM菌の散布によりましてダイオキシンの減少というのは実証されておると、こういうことで現在地元町会さんの方と高い数値の減少に向けましてぜひ取り組みをさせていただきたいと、こういうことで現在調整中と、こういうことでございます、

 以上で答弁とさせていただきます。

○議長(寺内富士夫君)以上で当局の答弁は終わりました。

議会報告インデックスに戻る


トップに戻る

『岡村恵子のホームページ』 Keiko's Web Site
編集責任者および著作権
日本共産党佐野市委員会,岡村 恵子
Editorial Office and Copyright
the J.C.P. Sano Committee and Keiko Okamura
事務所:栃木県佐野市 Office:Sano, Tochigi, Japan