足利の学校教育を考える会

2025・5・25 足利の学校教育を考える会 学習会
大東文化大学 非常勤講師 教職課程センター 教職専門指導員 飯塚麻子
(パワーポイントで作成された資料を元にウエブ用に作り替えました)
「学校の適正規模」って何? 小さな学校だからできること
自己紹介
足利で生まれ育つ
西小学校(3学級)
第一中学校(3学級)
足利女子高(8学級)

埼玉で教員となる
春日部市の小学校で臨時採用教員(4学級)
久喜市で中学校教員  10学級 → 4学級 → 6学級   →6学級 → 4学級

今日、一緒に考えたいこと
1「学校の適正規模」って何?

2 小さな学校はダメなの?

3「当たり前」を問い直す

1 「学校の適正規模」って何?
学校規模
1つの学校に いくつのクラスがあるか

学級規模
1つの学級に何人の生徒がいるか

こんな答申が出ています
諮問事項1
「目指すべき子ども像・求められる学校像」を実現するための学校教育環境の充実に向けて検討すべき事項

諮問事項2
上記を踏まえ、将来の学校再編に向けた足利市における学校の在り方についての具体的な考え方及びその方策

答申を読んでみると
繰り返し出てくる 「一定程度の学校規模の確保」


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小規模校の 「よさ」と
「課題」
両方 あげられているが

何の検討もなく → 結論へ
○小規模校の「よさ」も認められますが、学校運営や児童生徒に与える影響を考慮した場合、学校の小規模化が進むことによる課題から生じる影響の方が大きいと考えられます。

望ましい学校規模・学級規模
この数字に根拠はない!

国の基準 → 県の基準
足利市における 望ましい学校規模

小学校
12〜18学級
各学年 2〜3学級

中学校
9〜18学級
各学年 3〜6学級
達成するための 9エリア 7エリア 5エリア

2 小さな学校はダメなの?
複数の学級がないと

クラス替えができない
多様な意見に触れられない
新たな関係の構築ができない
クラス替えで新たな意欲が出せない
クラス同士で切磋琢磨できない
習熟度別クラスなど多様な指導法ができない

少人数だと

行事の教育効果が下がる
体育の球技、音楽の合唱・合奏 その教科が得意な子の意見に引っ張られる
多様な発言を引き出しにくい
部活動が少なくなる
PTAの負担が大きくなる

答申の中に書かれている
「小規模校」の
デメリット

足利市の答申が引用しているのは

小規模校でも統合しない道も

ある文科省の「手引」より

文科省の「手引」には、解決策も示されている

メリットを 最大限に 生かす方策
少人数だからできること

3人の先生に聞いてみました!

「小さな学校」ってどうですか?・・・・めちゃ楽しいです!

埼玉県内の小学校
・全校生徒52人
・3,4年生の複式を避けるために市費で職員を採用 ・屋上で蜂を飼う

高知県の小学校
・えっ、全校生徒が20人しかいない!?
 → 「学校がなくなる!」
 → 統合の話
 → 地域の力で統合を阻止、小中一貫校へ(2009)
 → 義務教育学校へ
・現在 全校生徒105人
・前期ブロック 1〜4年生  中期ブロック 5〜7年生    後期ブロック 8,9年生
・ハワイ大との交流、宮島や奈良の小中一貫校との発見旅行
・小学校と中学校が一緒になっているのではない「一つの学校」
 → 異動した先生の感想「転職した感じ」

小さな学校にはいいこといっぱい!
・一人一人の使える時間・場所が多い
・待つ時間が少ない
・移動が楽
・スタッフが、子ども全員を知っている
・デメリットを認識し、メリットを大きく
・少ないことの豊かさ
Less than more
3 「当たり前」を問い直す
学年には複数のクラスがある
1クラスには20〜35人の 児童生徒がいる
いくつもの部活動がある
運動会や合唱コンクールは クラスで競い合う
地域に 学校があること

どっちの「当たり前」をとるか

プレゼンテーション「私たちの理想の学校」

・中3が、9年間の学校での日々を経て、
・授業、学校行事、部活動などさまざまな分野で提言
・部活動は、
・体育祭は、
私たちが考えてきた
「〜は、こうあるもの」
は 唯一無二のものではない
地域に学校があるよさ

・学校があることで地域が残る
・子どもが自分の足で通える
・子どもの顔が見える → 大人の顔が見える
・防災拠点としての学校
・地域の力を生かせる場がある

「建物」があるだけでは 拠点にならない

遅刻したら バスに乗れない! 午後からなら 行けるんだけど…
「少人数だと切磋琢磨できない」ってホント?

みなさんが「やる気」を出して がんばるのは どんなときですか?
ほぼ50人に 聞いてみました。・・・・やる気と人数は関係ない!

人がやる気を出すのはどんなとき?

・必要を感じる
   →目の前の子どもたちを見て、こんなことをやりたい!と思う
・自由があるとき
   →子どもたちのためになると思ったことを実行できる
・心身に力が溜まっているとき

人には、地域には力がある

子どもも、
大人(教師、保護者、地域の人たち、教育行政の人たち…)も
本当にやりたいこと、
やったら「成長」→「幸せ」につながることを、
力いっぱい取り組める環境を足利につくれたら、、、

ありがとうございました!

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