私は衆議院栃木5区国政対策委員長の岡村けいこです。
岸田首相は国民の批判の上に政権を投げ出しました。これは、自民党政治のゆき詰まりを示すものです。
この間作り出した激動の情勢は、しんぶん赤旗日曜版がこの裏金問題を徹底追及によるものであり、国民の怒りが自民党を追い詰めた結果です。
新総理になった石破茂氏は、総裁選の時に自ら掲げた公約を、すでに次々と反故にしています。総選挙の時期について、「国民に判断してもらえる材料を 提供するのは政府の責任であり、新しい総理の責任」「本当のやり取りは予算委員会だ」などと言いながら、戦後最短となる9日間で早期解散を決行しました。これらは「手のひら返し」と言わざるをえません。
衆議院が解散され、15日公示、27日投票で総選挙が行われます。いま必要なのは、金権腐敗政治に無反省で、国民の暮らしの困難や30年余の経済停滞の打開策をもたず、暮らしの予算を削り軍事費ばかり増やす自民党政治の転換です。
今、この石破派も裏金疑惑が明らかになってきています。企業・団体献金についての禁止も、一言も口にしません。
みなさん、今度の総選挙で日本共産党を伸ばしていただくことが、金権腐敗政治をただす一番の薬です。自民党政治を終わりにさせなければ、暮らしも平和も守ることができないというのが明らかです。
今、国民生活は、物価高騰で大変な状況です。電気代、水道代、食糧費。日本共産党は大幅賃上げ、そのための中小企業支援、社会保障の負担を軽くする、消費税減税など、家計を応援して、経済を立て直す、「経済再生プラン」を提案しています。 日本共産党を伸ばしてぜひ実行させてください。
お米の不足と値上がりが大問題になっています。自民党政治が、コメの生産を減らし続けてきたからです。日本の食料自給率は今や3割台。農業と食料の危機に直面しています。
日本共産党は、農業予算を大幅に増やし、食料自給率のアップを目指します。
教育費の負担が重すぎます。それなのに国立大学も私立大学も、学費値上げの動きが広がっています。学費ゼロをめざし、直ちに半額に、入学金は廃止、奨学金の半額免除を、日本共産党、学費値上げから、値下げへの転換を全力で求めます。
そして憲法9条改憲の旗を大きく掲げました。それだけではなく、「国家安全保障戦略」にもとづき、我が国自身の防衛力を抜本的強化」するとして、岸田大軍拡路線の全面継承を表明しました。総選挙中にも最大規模の日米演習が行われる計画が明らかになりました。
自民党はどんどんと「戦争国家づくり」を進めています。大変危険な状況をつくりつつあります。軍事費を2倍化し、他国に攻撃できる、長距離ミサイルを次々と配備しています。
しかし、みなさん、「軍事対軍事」へ突き進めば、戦争の危険は増すばかりです。
日本共産党は、戦争の準備ではなく、平和の努力こそ必要だと考えます。
東南アジアの国々(アセアン)は、国と国とのもめごとをとことん話し合いで解決しています。
日本共産党は、日本も東南アジア諸国と協力し、憲法9条の立場で外交に取り組む「東アジア平和提言」を提案し野党外交にも取り組んでいます。
日本共産党は「賃上げと一体に、労働時間の短縮を働く人の自由な時間を拡大するために力を併せましょう」と題する政策を発表しました。この中で「自由時間拡大のための労働時間の短縮を推進する法律案」を提唱しました。
安心して働き、豊かに暮らせる社会をご一緒ににつくっていきましょう。